HACCPシステムとは、食品を製造・調理する工程のなかで、食中毒などの健康被害につながる危害要因を分析し、重要な工程を継続的に管理する衛生管理の方法です。
HACCPシステムでは原材料の受け入れから製造・調理、出荷までの各工程を確認して、問題が発生する可能性のあるポイントをあらかじめ管理します。
今回はテイクアウトに対応しているおすすめのHACCPシステム3選をご紹介します。HACCPシステムの導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
FOOD CAPTAIN(株式会社ハピクロ)

| 会社名 | 株式会社ハピクロ |
|---|---|
| 住所 | 北九州市八幡西区沖田4丁目11番32号 |
| 電話番号 | 090-6893-0428 |
「FOOD CAPTAIN」は、飲食店や食品製造業を対象に、食品衛生管理をIT・IoTで効率化するサポートソリューションです。HACCPだけでなく、ISO22000やFSSC22000、JFSなどの食品安全規格にも対応しています。
テイクアウトを扱う店舗では、店内で提供する料理だけでなく、調理や保存、提供までの衛生状態を適切に管理する必要があるため、日々の記録を効率よく残せる仕組みが役立ちます。
衛生管理をデジタル化して現場の負担を軽減
FOOD CAPTAINでは、衛生管理計画の作成から日々のチェック、記録の確認までをシステム上で管理できます。
紙の帳票を使った運用では、記入や保管、確認に手間がかかりやすい一方、デジタル化することで必要な情報をまとめて管理しやすくなります。入力画面もシンプルに設計されているため、スタッフが日常業務のなかで使いやすい点がメリットです。
温度管理の自動化でチェック漏れを防ぎやすい
IoTセンサーを利用すれば、冷蔵庫や冷凍庫の温度などを自動で記録できます。さらに、設定した範囲から温度が外れた場合にはアラートを通知する機能もあります。
テイクアウト商品を扱う店舗では、食材や商品の温度管理が重要になるため、手作業による記録負担を減らしながら、異常にも気付きやすくなるでしょう。
多店舗展開にも対応できる一元管理が強み
複数店舗を運営している場合も、各拠点の衛生管理状況をまとめて確認できます。店舗ごとの入力状況や記録を管理者側からチェックできるため、全店舗で一定水準の衛生管理を行いたい企業にも適しています。
テイクアウト専門店だけでなく、店内飲食と持ち帰りを並行して行う店舗にも検討しやすいシステムです。
KAMINASHIレポート(株式会社カミナシ)

| 会社名 | 株式会社カミナシ |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F |
| 電話番号 | 03-6206-0374 |
「KAMINASHIレポート」は、現場で使用する紙の帳票をデジタル化し、点検や記録を効率化するサービスです。
食品製造業や飲食店など、衛生管理に関するチェック項目が多い現場で活用されています。現在のカミナシは17,000以上の現場で導入されており、食品業界を含む幅広い業種に対応しています。
紙のチェック表から卒業して記録をスマートに
衛生管理では、チェックした内容を記録として残すことも重要です。KAMINASHIレポートなら、従来紙で行っていた点検や確認作業をデジタル化できます。
必須入力の設定やアラート機能によって入力漏れを防ぎやすく、写真や動画を添付した記録にも対応しています。テイクアウト商品の衛生状態を管理する際にも、記録を残す業務の効率化につながります。
蓄積したデータを次の改善につなげられる
単にチェック結果を保存するだけではなく、蓄積したデータを分析し、現場の傾向や課題を把握できることも特徴です。
たとえば、温度確認や清掃、衛生チェックなどの記録を継続して残すことで、問題が起こりやすい工程を見つけるきっかけになるでしょう。HACCPの運用を記録作業だけで終わらせず、衛生管理の改善に活用したい店舗に向いています。
導入後も現場に合わせたサポートを受けられる
デジタルツールを導入する際は、現場スタッフが無理なく使い続けられるかも重要なポイントです。
カミナシでは、導入前の相談からヒアリング、提案、契約、利用開始までの流れが用意されています。運用が定着するまでサポートを受けられるため、初めて衛生管理をデジタル化する企業でも導入を検討しやすいでしょう。
HACCP Bell(関東食糧株式会社)

| 会社名 | 関東食糧株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県桶川市大字川田谷2459-1 |
| 電話番号 | 048-786-9111 |
「HACCP Bell」は、飲食店の毎日の衛生管理をスマートフォンやタブレットで行えるアプリです。とくに1~5店舗程度を運営する飲食店向けに設計されており、紙やExcelでHACCPの記録を管理している店舗からの移行にも適しています。
テイクアウトを取り扱う小規模店舗でも、日々の衛生チェックを手軽にデジタル化できる点が魅力です。
忙しい飲食店でも続けやすいシンプル設計
利用方法は、アプリをインストールして店舗情報を登録し、必要な衛生管理項目を設定するだけです。
初期設定後は、担当者が日々のチェックを行い、オンライン上に記録を保存できます。記入漏れがある場合にはアラートが表示されるため、忙しい店舗でも確認不足を防ぎやすいでしょう。
一般衛生管理と重要管理をまとめてチェック
HACCP Bellでは、「一般的衛生管理」と「重要管理」の項目を設定できます。一般的衛生管理は幅広い食品に共通する衛生面を確認するもので、重要管理では調理方法などに応じたチェックを行います。
必要な項目があらかじめ整理されているため、一からチェック表を作成する手間を抑えられる点もメリットです。
記録をオンラインで保存し必要なときに確認
日々のチェック記録はオンラインで保存でき、過去の履歴も確認できます。紙のファイルを保管する必要がなく、衛生管理に関する記録を探しやすくなるでしょう。
また、複数店舗向けの仕組みも用意されているため、店舗数が増えた場合の管理方法を検討したい事業者にも適しています。
まとめ
テイクアウトを扱う飲食店では、調理から提供までの衛生管理を適切に行い、その記録を継続して残すことが大切です。HACCPシステムを導入すれば、紙の帳票への記入や集計などにかかる負担を抑えながら、日々の衛生管理を効率化できます。
店舗の規模や管理方法、必要な機能を比較し、自社に合ったシステムを選びましょう。