引用元:https://pro.saraya.com/grasp/g-haccp/
| 会社名 | サラヤ株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 大阪府大阪市東住吉区湯里2-2-8 |
| 電話番号 | 06-6797-3111 |
食品衛生管理の完全義務化に伴い、現場の負担増大や記録の正確性確保に悩む事業者が増えています。サラヤ株式会社が提供するGRASP HACCPは、IoT技術による温度管理の自動化や多言語対応の教育支援を備えた、次世代型の衛生管理ソリューションです。本記事では、システムの技術的特徴や導入メリット、検討すべき課題を詳細に解説し、検討中の担当者様にとって解決の糸口となる情報をお届けします。
会社概要
サラヤ株式会社は、1952年(昭和27年)の創業以来、日本の公衆衛生と環境保全をリードし続けてきた歴史ある企業です。戦後の混乱期に蔓延した伝染病の予防を目的として、日本で初めて薬用手洗い石けん液と石けん容器を開発した実績は、同社の「衛生・環境・健康」という事業方針の原点となっています。
医療現場における感染対策や食品工場の衛生コンサルティングなど、プロフェッショナルな現場で培われた知見は極めて深く、多くの信頼を獲得しています。
IoT連携による温度管理の自動化と監視体制の強化
GRASP HACCPの最大の特徴は、無線通信技術を用いた温度管理の完全自動化にあります。従来、厨房や工場の冷蔵・冷凍設備における温度確認は、スタッフが決まった時間に目視で確認し、その数値を紙の台帳へ転記する作業が不可欠でした。
このシステムでは、庫内に設置された無線センサーが一定間隔で温度を自動計測し、データをクラウドサーバーへ即時に転送します。人手を介さない記録の蓄積は、記入漏れや書き間違いといったヒューマンエラーを根本から排除する結果をもたらし、管理の真正性を極めて高い水準で担保できるでしょう。
24時間365日の継続的なモニタリングが可能となるため、スタッフが不在となる夜間や休日における異常も見逃しません。温度の逸脱を検知した際は、あらかじめ設定した担当者のスマートフォンやパソコンへ即座に通知が飛ぶ仕組みが整っています。
多言語対応の教育コンテンツによる人材育成支援
食品現場における労働力不足が進む中で、外国人スタッフの活用が加速していますが、言語の壁による衛生教育の難しさが新たな課題となっています。サラヤ株式会社はこの点に着目し、GRASP HACCPのシステム内に多言語対応の教育コンテンツを搭載しました。
視覚的に理解しやすいイラストや動画を用いたマニュアルにより、日本語が堪能でないスタッフであっても、正しい手洗いの手順や器具の洗浄方法、食材の取り扱いルールを正確に習得できる環境を構築しています。
一律の教育基準をデジタルで提供できるため、スタッフごとの知識のバラつきを抑え、組織全体の衛生レベルを標準化することが可能になります。システム上では個々の学習状況やテスト結果を把握できる機能も備わっており、管理者はデータに基づいた的確な人材育成を進められるでしょう。
記録業務のペーパーレス化とクラウド一元管理
日々の衛生管理に伴う膨大なチェックリストや温度台帳をすべてデジタル化し、クラウド上で一元管理できる点もサラヤのシステムの大きな強みです。
タブレットやスマートフォンからの入力に切り替えることで、物理的な書類の作成や保管、廃棄にかかるコストを完全に削減できる環境が整います。
ペーパーレス化による業務効率化は、現場スタッフの精神的な負担を軽減し、本来優先すべき調理や接客、品質向上といった業務に時間を充てられる好循環を生み出すのが特徴です。
蓄積されたデータはクラウド上で一元化されているため、複数店舗や工場を展開する事業者であっても、全拠点の実施状況を本部の管理画面からリアルタイムで把握できる仕組みが整っています。
利用することで得られる3つのメリット
サラヤ株式会社のシステムを導入することで、事業者は具体的にどのような恩恵を受けられるのでしょうか。現場の効率化とリスク管理の観点から、3つの主要なメリットを深掘りして解説します。
温度管理の完全自動化による工数削減とミス防止
第一のメリットは、24時間の温度計測を自動化することによる劇的な業務工数の削減です。小規模な厨房であっても、複数の冷蔵設備の温度を1日に数回チェックし、台帳へ記入する作業を1ヶ月合算すれば、数時間から十数時間の労働力に相当する場合もあります。
当該作業をシステムに任せることで、限られた人員をより付加価値の高い業務へ配置転換できます。人件費の高騰が続く中で、単純なルーチンワークを自動化することは経営の効率化に大きく寄与するでしょう。
異常時の即時通知によるリスク回避
第二のメリットは、設備の故障や電源トラブルによる食材の損失リスクを最小限に抑えられる点です。多くの事業者が恐れる事態の一つに、夜間の故障に気付かず、翌朝に大量の食材を廃棄せざるを得なくなる状況が挙げられます。
GRASP HACCPを導入していれば、庫内温度のしきい値を超えた瞬間にアラートが通知されるため、食材が傷む前に対処を開始できます。食材の損失を一度防ぐだけで、数万円から数十万円単位の損害回避につながるケースも珍しくありません。
全拠点の衛生管理状況をリアルタイムで一元管理
第三のメリットは、組織全体の管理レベルを一目で可視化し、ガバナンスを強化できる点です。複数店舗を経営するオーナーや工場の責任者にとって、すべての拠点が同水準で衛生管理を実施しているかの把握は、管理体制を構築する上での大きな課題となっていました。
クラウドでの一元管理を採用すれば、本部のデスクから各拠点のチェック実施率や温度推移を瞬時に確認でき、管理のバラつきを早期に是正する解決の糸口となります。
押さえておきたい3つのデメリット
導入によって大きな恩恵が得られる一方で、採用にあたってはあらかじめ認識しておくべき課題も存在します。円滑な運用のために留意すべき3つのデメリットを解説します。
導入および運用に関するコストの発生
第一の課題は、初期費用と継続的なランニングコストの負担です。システムを稼働させるための無線センサーやゲートウェイなどのハードウェア購入費用に加え、クラウドサービスを利用するための月額ライセンス料が発生します。導入規模によりますが、初期費用として数十万円単位の予算確保が必要になる場合もあるでしょう。
紙による管理は表面的にはコストがゼロに見えるため、費用対効果を慎重に見極めるプロセスが不可欠です。
Wi-Fi等の通信環境整備と維持
第二の課題は、IoT機器を安定して稼働させるための通信インフラの整備です。センサーからクラウドへデータを送るためには、厨房や工場内に安定した無線環境が構築されていなければなりません。
しかし、食品の保管場所は電波を遮断しやすい金属製の扉や厚い壁に囲まれていることが多く、通信が不安定になるリスクがあります。通信が途切れてしまうと、リアルタイムの監視やアラート通知が機能しなくなるため、事前の電波調査を慎重に進める必要があります。
現場スタッフのデジタル操作への適応
第三の課題は、現場で実際に操作するスタッフのITリテラシーへの対応です。長年、紙への記入に慣れ親しんできた従業員や、スマートフォンの操作に抵抗感を持つスタッフにとって、デジタル化への移行は大きな心理的ハードルとなる場合があります。
操作方法が難解であったり、入力項目が複雑であったりすると、現場での運用が形骸化し、正しくデータが収集されない事態を招きかねません。
この課題を克服するためには、導入初期に丁寧な説明会を実施し、システムがいかにスタッフの作業を楽にするかを根気強く伝え続ける姿勢が成功の秘訣です。
まずは問い合わせてみよう
ハセップ管理のデジタル化は、食品業界において避けて通れない大きな流れとなっています。サラヤ株式会社のGRASP HACCPは、長年の衛生指導で培われた深い知見と、最新のIoT技術が融合した極めて信頼性の高いソリューションです。自社の現場が抱える課題に対し、システムがどのような解決の糸口を提供できるのか、まずは専門のコンサルタントに相談することから始めてみましょう。